概要
白薔薇のような純白のウェディングドレスが、花嫁の鮮血で赤薔薇色に染まる。
緊迫した空気の中、偶然にも居合わせた高校生探偵・サエは、言った。
「犯人は、この中にいる――!」
ほぼ密室状態の高層ウェディングホテルの最上階で、今。
一人一人の容疑者たちの思惑が、奔る―――
※「お題で執筆!! 短編創作フェス」「第5回のお題:薔薇色」
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!まず。竹刀ですとかバットとかを遠ざけてから。一挙にお読みください。
ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!
(ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!)
初美さん!
(初美さん!)
作者さん!
(作者さん!)
ベリグー!
(ベリグー!)
エクセレント!
(エクセレント!)
ヘイ、読者のみなさん!
(おうよ、レビュアー!)
親愛なるレビュアー諸氏!
(親愛なるレビュアー諸氏!)
竹刀は持ったな?
(バットも持ったぜ!)
ハリセン持ったな?
(段ボールで作ったぜ!)
ツッコミ入れに、行くぜぃ!
「オオオオオーーーッ!」
……本当にそういう作品です。
嘘はありません。
面白いです。
ただし、読んでいる途中に休んではいけません。
一気読みしないと、作者さんを探し出してツッコミ入れ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!もし殺人現場に居合わせたら~疑われないためのポーカーフェイス入門
もしもあなたが、推理サスペンスドラマみたいな殺人現場に居合わせて、容疑者になりそうだったら、警察や探偵に対してどういう対応をしますか――?
「自分は関係ない」とクールに躱せますか?
わざとらしく怖がって、犯人と疑われるのを避けますか?
亡くなった方を惜しんで悔やみ、犯人探しに積極的に行動しますか――?
このどれがいきなり出来ても、あなたは超人です。
人と言うのはトンデモ状況に瞬間的に追い込まれた時、冷静に対処するなど不可能なのです。
そんな人間心理を見事に体現しているのが本作の容疑者さん達。その焦りっぷりを大いにお楽しみください。
……そういう作品ですから(笑) - ★★★ Excellent!!!事件の全貌を知ったとき、あなたはきっとツッコミを入れる
レビューさせていただく、内田ヨシキと申します。
実は私、名探偵と呼ばれたこともありまして……。
その私から言わせていただきますと、まずね、この作品のタイトルの後半。「死んでない殺人事件」。おや、やっと違和感に気づきましたね? 死んでいないのに殺人事件。おかしいでしょう? 私の推理によると、これはギャグ作品です。ええ、間違いありません。タイトルの前半でミステリーと見せかけて、実はギャグコメディ。なかなか巧妙な手口です。犯人は手慣れています。おそらく初犯ではないでしょう。
なんですって? あらすじを読む限り、普通のミステリーに見える、と? いいえ、間違いなくギャグコメディです。タグを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!だ、誰のせいなんだ!? 誰のせいでこうなった!???
お、面白すぎる~~~~~!!!
……と、読み進める中でニヤニヤが止まりませんでした。
とあるホテルの一室で、血塗れ(?)で殺されて(?)いる花嫁(?)が発見され、事件(?)が起きているのかと騒ぎになる。
そこに現れた自称高校生探偵のサエ。サエはその部屋そのものには鍵がかかっていなかったが、もっと広い範囲で見ると「密室」と定義できる、と言い出し、密室殺人だとして推理を始めようとする。
あ! これ! 「自分が探偵やりたいだけの人」が出てきちゃった奴か! と、完全に読者の脳は「コメディを読むモード」に移行していきます。
その後も二転三転(?)するように事態はとんでもない方…続きを読む